ボランティア活動

こんばんは。

あの忌まわしい震災から半年が経とうとしてます。

6月に4日間のボランティア活動に参加したものの
あまりの衝撃の強さに、何をどう伝えたらいいのか・・

頑張っても目に見えない復旧作業・・

人との関わり方について・・

帰って来てからも悩み続けていました。


しかし、今月2回目の参加をしたこと・・
24時間テレビを拝見し、少しずつ復旧した場所を見て
私も少しは前向きになれたので、報告しようと思います。


浜松市社会福祉協議会で定期的にボランティアの募集がされていました。
その中で、6月21日~24日間と8月5日~7日間の
岩手県大船渡市での活動に申し込み参加させて頂く事になりました。

(5月の静岡県での参加はノロウイルスが発生し中止となってしまった為
活動は出来ませんでしたが、準備万端。 いつでも参加出来る状態でした。)



まずは6月の活動。

1日目は移動で時間を費やし水沢市のホテルで1泊し、
朝6時にはホテルを後に大船渡市へ向いました。

山間部から沿岸部へ・・

バスからの景色は、TVで見た以上の衝撃で涙が止まりませんでした。


地域の方のご配慮で盛駅近くの八幡公民館へ行き、
荷物を置きボランティアセンターへ。

私の活動内容は大船渡市の北小学校の体育館で非難されている方のお世話で、
掃除・食事の配膳・ハエ駆除・コミュニケーションをとる・・などをさせて頂きました。

運動場は仮設住宅が立ち並んでいましたが、教室からは運動会の練習らしき
元気な声が聞こえました。6月で体育館も開けなくてはいけないとのことで、
この先どうなるのか・・見届けられないもどかしさ、被災された方に
かける言葉が思いつかず、自分の無力さ、こういう時の対応の仕方など、
知識のなさに落ち込みました。
ボランティアの人は活動したら帰ってしまうから寂しい・・
・・っと、ニュースなどでは聞いていたものの、
実際自分の立場になると、本当に残りたい気持ちになりました。

時間になるとボランティアセンターの方が迎えに来てくださって、
センターまで送り、徒歩で公民館へ帰り・・
全く達成感がなく、悔いが残った1日目でした。


バスで20分くらい移動したところに
「五葉温泉」(日帰り入浴施設)があります。

その施設の前には「ハナミズキ」が満開に咲き誇っていました。

ボランティア活動ボランティア活動















例えようの無い、高ぶる気持ちや悔しい気持ちを
この花を見ることで、少し落ち着けた感じがします。


明朝、マグニチュード5.7の地震が発生。
津波警報が発令され、付近の住民は高台に車で避難されましたが、
私たちは公民館に置き去り?
非難される方に聞いたら「丈夫だと思うけど、とりあえず行ってくる」
・・っと言った返事だったのでラジオに耳を傾け、様子を伺っていました。

何事もなく、2日目の作業をするべくボランティアセンターへ

2日目は「ABECHO水産物加工場」での冷蔵庫の断念熱材の撤去作業です。

魚の腐敗した臭いはマスクをしていても鼻をつき、
大量に発生したハエが現場の悲惨さを物語ります。
ハエの駆除薬も環境を考え、強い薬は散布出来ないそうで、
このハエたちが人間の食べ物に付かないことを祈るばかりでした。

2日目は1日中雨に見舞われ、活動は午前で中止となり、
午後は汚れと臭いのついた作業服の洗濯をしました。
洗濯の途中、町民の方とお話する機会があり、
感謝の言葉を頂いて、ウルウルしてしまいました。
大したこともしてないのに・・申し訳ないです。


1回目の活動で自分に自身をなくし、「私はダメだ」っと思っていました。

活動に行ったことを知ってる方たちから
「ボランティアはどうだった?」っと聞かれても答えは出ず・・。

そんな気持ちの時、「十五夜月まんげつ」の管理人さんと
お話する機会が溜め込んでいた思いを伝えました。

「どう接していいのか、何て言ってあげたらいいのか・・
私はただ聞いているだけで何も出来なくって・・・。」っと話すと

「相手は話を聞いて欲しいし、意見を求めてないよ。
自然と話を聞いてあげられてたじゃん!それでいいんだよっ!」
・・っと。

私の中でずっと堪えていた気持ち、後悔の念に駆られていたのが
すーっと抜けた感じがして涙が止まりませんでした。



8月の活動。

金曜日の夜出発し翌日朝着。そのまま活動をしました。
今回は支援物資の仕分け作業班と側溝の泥かき班で、
私は側溝班でした。

炎天下の作業は休憩をマメにとっても大変なものでしたが、
見る見る綺麗になっていく側溝は達成感を与えてくれました。


午後3時に作業が終わり、各自で被災地を見る自由行動がありました。

初めて参加された方たちと一緒に、大船渡の町を歩きましたが、
6月に来たときに比べ、すごく片付いていること、
そしてあの時、自分の力の小ささを痛感したことが今回また訪れたことで、
小さなことでも沢山の人の手でここまでになったと
肌身で感じることが出来て本当に良かったです。


活動を一緒にすることで、沢山の友達も出来ました。
考え方も変わりました。
参加させて頂けた浜松社協さんに感謝です。


浜松社協さんでは、8月でボランティア派遣は打ち切り、
活動される方への支援をされるそうです。


今後の支援のあり方を、また考えていこうと思います。
そして東北地方の復旧・復興をお祈り致します。


参考サイト:はままつ災害ボランティアねっと



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この記事へのコメント
ボランティア活動、お疲れ様でした。

実はワタクシ、「はままつ災害ボランティアねっと」の創業メンバーでして、毎月の定例会を始め、様々な活動のお手伝いをさせて頂いております。

ただ、1人で事務所を経営しているため、被災地での活動には参加出来ず・・浜松で出来る活動のみではありますが・・。

被災地での経験はRinasceさんにとって大きな財産になったと推察致します。
また、お話をお聞かせ下さい。
Posted by 税理士shun税理士shun at 2011年09月02日 11:42
> 税理士shunさん

そうだったんですね!(驚)

参加させて頂く機会を与えてもらえて感謝してます。

被災地に行くだけが支援ではないので、全く問題ないと思いますよ。

本当に今回の経験は大きな財産になりました。長いスパンで支援を続けていこうとボランティア仲間と話しているところです。
Posted by Rinasce at 2011年09月02日 23:47
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